出版社内容情報
近代フランス最高の劇作家ジャン・ジロドゥの作品は古くからわが国の演劇界にも大きな影響を与え、近年では劇団四季の上演で知られる。人間の運命を見すえる巨匠の全集待望の復刊。
【全巻内容】
(1)ジークフリート/アンフィトリオン38
(2)ユディット/間奏曲
(3)テッサ/トロイ戦争は起こらない
(4)クック船長航海異聞/パリ即興劇/エレクトル
(5)カンティック・デ・カンティック/ソドムとゴモラ/オンディーヌ
(6)ベルラックのアポロ/ルクレチアのために/シャイヨの狂女
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
NAO
36
「オンディーヌ」は、フーケの『ウンディーネ』をもとにした戯曲。遍歴の騎士ハンスと恋に落ちたオンディーヌがハンスを破滅から守るためにとった行為が、あまりにも健気で哀しい。純粋ではない人間的な行為でお前を不幸にしたとハンスをけなす水王にオンディーヌが語る人間らしさと人間の幸せとは何かについては、本当に泣けるセリフだった。ここまで人間としてのハンスを愛したのに、それでも、契約に違反したハンスは死にそれと同時にハンスのことを綺麗に忘れてしまうオンディーヌ。ラストの台詞もたまらない。この劇、一度舞台で見てみたい。2015/10/29
月音
6
『オンディーヌ』のみ読了。他二篇は斜め読み。ジロドゥ作品は神話・伝説からの直接、または暗示させる引用、風刺、悲劇のうちに仕込まれた喜劇性、複雑さとクセのある作風で好き嫌いがはっきり分かれそう。情緒がなく、悪い冗談にも思われて…正直苦手。『オンディーヌ』は、フーケー作『ウンディーネ』をもとにした戯曲。ストーリー、登場人物はほとんど変わらず、テーマも同じ水の精と人間の騎士との悲恋を描きながら、その愛のかたち、水界と人間界の関係性は違っている。⇒続2025/12/27
ゆぽんぬ
5
有名なのはフーケの小説版の方だけど、個人的にはジロドゥの戯曲版の方が好き。久しぶりに再読。 狂気にも似て純粋なオンディーヌが、愛を勝ち取るためにとった方法は...? 切ない感傷とエロス。永遠と愛。2021/07/11
ワマ4世
0
百合と鏡の相性の良さよな。2015/01/06
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