出版社内容情報
『お月さまへようこそ』に続くシャンリィの日本での第2作目。作者の出世作として批評家から絶讃された作品である。都会に住む人見知りがちな男と女が徐々に心を開いて行き、ついにはお互いを認めあい結婚の約束をするようになるまでを、独特のペーソスを交えた切れの良い会話で描いている。
内容説明
都会に住む孤独で、人見知りがちな男と女がバーで出会い、徐々に心を開いてゆくプロセスをペーソスを交え、激しいまでに描くシャンリー戯曲の会心作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほたる
3
ダニーの許しに救われた。例え全てが真実や永遠でなくても、例えひとときの夢のようなことだとしても、痛みを誰かと共有できたことで、ほんのわずかだけど心が癒える。2014/10/11
Natsuko Michimata
1
衝動的で野生的に見えて、繊細で純粋なラブストーリー。自分への不安と憎悪に苦しむロバータと愛を知らず孤独な気持ちを暴力で埋めるダニー。愛を知ったことで、ロバータは本音を隠したり出したりしながら自分と向き合い、ダニーは希望を見る。 幸せとは何だろうか? 普遍の人間の感情をテーマにしているからこそのめり込める戯曲な気がする。 3部構成だが、それぞれのシーンが強い感情に溢れていて、キャラが魅力的に思えた。 難しい戯曲だなという客観性に反し、演じてみたい!と強く感じる魅力溢れる作品。2016/03/26
丸尾聡
0
戯曲。再々再再読?2012/02/02
健康
0
男女2人芝居2010/09/05