菊池寛急逝の夜

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560031988
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

菊池寛には、いくつもの顔があった。最もよく知られているのが、小説『恩讐の彼方に』や戯曲『父帰る』などの傑作を多数著し、世間から「文豪」と呼ばれた大作家としての顔である。そして、文藝春秋の創設者、経営者としての顔がある。小説を読まない人でも知っている「芥川龍之介賞」「直木三十五賞」の創設者としての顔もある。(本文より)

内容説明

快気祝いの宴を襲った突然の悲劇。祖父創立の文藝春秋で活躍したその孫が、文豪の駆け抜けた生涯を「その日」から迫る。

目次

プロローグ
第1章 鮫の顔
第2章 奇人変人
第3章 急死
第4章 葬儀
エピローグ

著者等紹介

菊池夏樹[キクチナツキ]
昭和21年6月東京生まれ。立教大学法学部卒業後、文藝春秋に入社。現在高松市菊池寛記念館名誉館長、ナショナル出版取締役編集局長、バリッシュスタッフィング菊池寛作家育成会会長、イー・ビー・ヘルス・ケア顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メタボン

22
☆☆☆★ 菊池寛の人柄が良く伝わってきた。文豪というよりは、名プロデューサーといった印象。北野武となぞらえているのはなるほどと思った。「他人に御馳走になるときは出来るだけ沢山食べる。そんなとき、まずいものをおいしいと言う必要はないが、おいしいものは明らかに口にだしてそう言う」。2017/03/12

壱萬参仟縁

17
孫の夏樹氏の本。彼は貧しかった。貧乏から解放されたのは作家として売れてからのこと(9頁)。『文藝春秋』創刊(10頁)。この間自費出版の金額がゼロ一つ多くて驚かされたが。生活第一、芸術第二の名言(12頁)。 ラスキン、モリスの生活の芸術化とはまた違った思想かもしれない。寛氏は漱石嫌い(23頁)、女嫌い(34頁)。しかし、女性には文筆婦人会を 作る親切さもあった(51頁)。祖母の包子(かねこ)は完全主義で、世間知らず、生真面目。人から教わるのが嫌い(82頁~)。 2014/10/18

葉菜枝

3
菊池寛の孫、菊池夏樹氏による菊池寛の回想録。近親者しか知りえない逸話の数々を興味深く読んだ。知れば知るほど菊池寛の先見眼や懐の広さなど人間的な魅力が伝わってくる。急逝した日の細かな様子はもちろん、葬儀の際の各界友人知人からの弔辞も掲載されていて、菊池寛の活動分野の広さとその活躍ぶりや人柄などを知ることができる。晩年は公職追放などの憂き目に遭い少々不遇な最期にも思えるけれど、菊池寛が行った功績は計り知れないと思った。2015/12/11

hare

2
知っているようで知らない作家、菊池寛。著作の中でちゃんと読んだことがあるものも少ない。「人間」菊池寛をこの本である程度知ったので、「作家」菊池寛についてもっと知りたい。2009/06/16

yearning for peace

2
菊池寛は作者の父親(菊池寛の息子)が言うように、エンターテインメントの企画者で、努力する人間や弱い立場の人間に温かい目を向けて、心から励ます人だったようだ。青年期の頃は独特の顔なので女にはモテないと思っていたらしく、ひと頃は女嫌いを通していたらしい。それが気付かずに好かれていたことが分かってからというもの、それまでの不遇を挽回するかのごとく、女に奔ったようだ。そんな人間らしい菊池寛が描く作品(例えば、「恩讐の彼方に」など)を久々に読みたくなってきた。2009/05/21

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