内容説明
ヨーロッパ列強諸国の中央アジア進出に伴っておきた“グレート・ゲーム”。この時代を背景に、インド測量局の密偵“パンディット”を中心に描く大ヒマラヤ探検の軌跡。
目次
イギリスのインド支配
アジア内陸とキリスト教宣教師など
清朝のチベットの地図化とインド測量局のスタート
大三角測量の開始とヒマラヤ地域の探検
エヴェレスト長官とさらなる探検
インド測量局とエヴェレスト峰の発見
“グレート・ゲーム”と“パンディット”の誕生
最初の試み―アブドゥル・ハミドとナイン・シン
北西辺境地帯の探査―ミルザ、ハヴィルダール、ムラー
チベットへ、さらにそれを越えて―ナイン・シンの一族
フォーサイスのヤルカンド使節団とパンディット
エヴェレスト峰とカンチェンジュンガをめぐって
ベンガルのチベット学者S・C・ダスとラマ・ウギェン・ギャツォ
ツァンポとブラマプトラ河の解明
その後のツァンポとチベットの探検
チベットとツァンポの探検余話
著者等紹介
薬師義美[ヤクシヨシミ]
1936年、富山県生まれ。日本山岳会、日本ネパール協会各会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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