内容説明
2002年、エヴェレストの女性最高齢登頂記録を達成した著者が、ひたむきに歩いてきた四十年の登山人生を綴る。
目次
河口湖畔の町に育って
三回目にして登れた笠ヶ岳―でも男性に愛想をつかされて
マッキンリー南壁アメリカン・ダイレクト・ルート―岩登りの基礎習得から始めたはじめての海外登山
アルプスへ―モン・ブランとマッターホルン
大井川源流、栗代川―台風とは知らずに遭難騒ぎ
遭難者救助―正月の横尾尾根からまぼろしの槍ヶ岳
あの世の両親に救われて―前穂高岳北尾根での転落
アフリカ大陸の最高峰キリマンジャロ―ヘミングウェイの小説に惹かれて
南米の最高峰アコンカグア―高所登山のむずかしさを知る
チョー・オユーへ―はじめてのヒマラヤ八〇〇〇メートル峰〔ほか〕
著者等紹介
渡辺玉枝[ワタナベタマエ]
1938年11月山梨県生れ。1961年都留市立都留短期大学卒業、日本酒類販売株式会社入社。1963年より地方公務員(神奈川県教育委員会勤務)。1998年ガッシャーブルム2峰遠征のため定年一年前に神奈川県立外語短期大学付属高等学校(事務長)を退職。1998年読売新聞日本スポーツ賞(山岳)受賞。2002年11月神奈川スポーツ賞(登山)受賞。50代で8000メートル峰3座登頂、63歳でエヴェレスト登頂。日本山岳会会員、HAT‐J理事、環境省自然公園指導員
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