出版社内容情報
キリストの遺体を包んだ布として崇められてきたトリノ聖骸布は、科学検査により後世の偽物と判明した。では誰が、どんな方法で克明な人物像を布に浮かび上がらせたのか。長い綿密な調査の果てに著者が発見したのは、遠い昔に端を発する陰謀だった! 歴史の謎を解く極上のノンフィクション・ミステリー。
思わず、「ウーン」とうなってしまうほど面白い。トリノの大聖堂に、十字架から引きおろしたイエス・キリストの遺体を包んだといわれる亜麻布が大切に保管され、聖骸布と呼ばれている。不思議なことにその布にはキリストの顔と全身像が、薄く浮かび上がっている.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』92頁、より)
内容説明
キリストの遺体を包んだ布として崇められてきた「トリノ聖骸布」は、1988年の科学的年代測定により後代の偽物と断定された。では誰が、どうやって、何のためにこの「奇跡の布」を作ったのか。6年にわたる調査の結果、ついに歴史の謎が解かれる。
目次
1 深まった謎
2 歴史の審判
3 諸理論
4 ジョヴァンニからの手紙
5 ファウストのイタリア人の弟
6 聖骸布マフィア
7 聖骸布像の身長測定
明るい進展
陰謀、そして結論
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