出版社内容情報
民話をまさしく民話たらしめているのは民話の心、すなわち伝承者(語り手)の生活実感であり、その把握なしに民話の真の理解も再話(語りの文字化)も成立しない。民話とは何か、再話はどうあるべきかという根源的な問いを中心に、多彩な事例を通じて現代における民話の諸問題を平易に解き明かす。
内容説明
民話の原点は、それを語り伝えてきた人々の心にあり、その心を理解せずして優れた再話(語りの文字化)もなしえない。民話の本質を問い、再話のあるべき姿を求めつつ、現代における民話の意義を平易に解き明かす。
目次
1 民話を伝承する心
2 語りと再話をめぐって
3 語り手たちとその語り