出版社内容情報
つとにヨーロッパの歴史の舞台から退場し去ったゲルマンの一部族、ゴート族。その初期の移動から、かつてのローマ帝国の本拠地イタリアに名君テオドリック王の下で東ゴート王国を築きながらも、ビザンティン帝国に滅ぼされるまでの苦闘と盛衰の歴史を、書き下ろしで描く壮大な歴史読物。
内容説明
「ゲルマン民族大移動」の主役・東ゴート族は、一時期、ローマ帝国の拠点イタリアに王国を築いたが、ビザンティン帝国との二十年に及ぶ死闘の後、玉砕に近い形で歴史の舞台から消え去った…。このゲルマンの一部族、東ゴート族の戦いと滅亡の過程を描く歴史物語。
目次
民族大移動の時代
イタリアの東ゴート王国
テオデリックの晩年と死
ユスティニアヌス一世とその世界
破滅への道