内容説明
母校の小学校で「生きる」という詩の表紙をつくる特別授業。NHKの人気番組「課外授業ようこそ先輩」をもとに、子どもたちとのふれあいをつづった感動のドキュメント。
目次
一日目(朝の予鈴;一時間目/図書室で、自分の一冊を探す;ぼくが知らない休み時間/子どもたちのおしゃべり;二時間目/教室で、文字で花遊びをする ほか)
二日目(一時間目/宿題発表・子どもたちの「生きる」;ぼくの休み時間/ほんとうに本を読むということ;二時間目/宿題発表・ぼくの「生きる」;渡り廊下で考える/子どもたちのつぶやき ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aoi
4
装幀家菊地信義さんが小学校で授業をもち、子供たち一人一人が谷川俊太郎さんの「生きる」の装幀の完成に導くという内容。自分と向き合うこと、感覚を深めること、表現すること、伝えること。それらにたどり着けるよう、菊地さんはそっと導かれていました。もとはNHKの30分番組の企画だそう。見たいなぁ。2014/12/26
メルセ・ひすい
1
8-49 赤144 小学教諭の教科書!装幀家の第一人者が母校の小学校で六年生を相手に二日間授業を行った記録。谷川俊太郎先生の『生きる』という詩を一冊の本にするなら どんな表紙をつけるか・・・センセと27人の生徒の暖かい やりとりとは?? 母校の小学校で「生きる」という詩の表紙をつくる特別授業。NHKの人気番組「課外授業ようこそ先輩」をもとに、子どもたちとの触れ合いや、児童が想像力と表現力を生み出していく姿を綴った感動のドキュメント。 2007/05/31
キテレツ
0
装幀家の菊地さんが、小学校で2日間、装幀をつくる授業を行ったときのドキュメンタリー。授業の内容は、谷川俊太郎さんの「生きる」という詩の最初の7行に表紙をつけるというものでした。子どもたちはそれぞれ悩みながら、自分なりの「生きる」のデザインをしていきます。デザインの本にも関わらず絵や写真は一切載っていないので、子どもたちが作った表紙は文章から想像するしかないのですが、デザインというものに、それから「生きる」ということに、どのような視点で取り組んでいけばよいのか、考えさせられる本でした。2015/05/25
なつみみ
0
装幀家の著者が母校の小学校で授業した2日間。授業内容に制作過程、完成した作品、著者と子供たちとのやりとりに興味が尽きません。読んでいて、実際に放映された番組を見たくなりました。2014/04/28