内容説明
古今東西の小説、詩、戯曲などから、いろいろな場面で使われるほめことばを収録した事典。3000以上の事例を約800項目に分類。配列は項目名の五十音順で事例、出典を記載。巻末に五十音順の作家索引が付く。
目次
愛
愛嬌
哀愁
相性
愛情
哀傷歌
愛人
哀惜
哀悼
愛の重荷〔ほか〕
著者等紹介
榛谷泰明[ハンガイヤスアキ]
1935年北海道生まれ。早稲田大学文学部卒。映像ディレクター。口承文芸の記録・保存や比喩表現の採録、日本一周徒歩の旅など、ユニークな活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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波多野七月
10
たとえば、「愛」という言葉がある。それをこの事典で引くと、17もの作品からの引用がずらりと並ぶ。古今東西の文献、約1万2千冊から「ほめことば」を抽出して集大成したのがこの『ほめことばの事典』だ。国内海外問わず、小説から歌詞、ありとあらゆる作品からの引用がされているのがまた面白い。それぞれの原典や元の作品を、つい読みたくなってくる。読み物として目を通すより、かたわらに置いて気の向いた時に眺めるのがいいだろう。言葉というものの幅広さと奥深さ、そして表現の可能性の無限の広さを感じさせる1冊。2014/08/13
J. Tamura
1
あらゆる小説、エッセイなどの本から巧いほめことばを抽出し集めた事典。知っている著者のどの作品から引用しているのかをメインに斜め読みして、面白そうな作品をメモしていった。作品別の索引もあると良かった。2019/11/03