内容説明
12歳の主人公タイガーは、知的障害をもつ両親と、愛情ぶかい祖母との4人暮らし。しかし祖母が急死し、あこがれのおばから「都会でいっしょに住もう」と誘われる―。多感な思春期の少女の、心の葛藤と成長を描いた感動作。ボストングローブ=ホーンブック賞オナー賞受賞作。
著者等紹介
ホルト,キンバリー・ウィリス[ホルト,キンバリーウィリス][Holt,Kimberly Willis]
フロリダ州生まれ。テキサス州アマリロ在住。長編第一作である『ルイジアナの青い空』で、ボストングローブ=ホーンブック賞オナー賞のほか、多数の賞に輝いた。1999年には『ザッカリー・ビーヴァーが町に来た日』で全米図書賞受賞
河野万里子[コウノマリコ]
1959年生まれ。上智大学外国語学部フランス語学科卒業。国際翻訳賞新人賞受賞(1993年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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がぁ
8
何気なく書棚から借りだした本にやられた。南部の雰囲気は活字や映像から得るだけだが、空気の匂いを知っているような気がしていた。厳しいだろうけれど、こういう暮らしがしたい。シンプルで深い成り立ちの生活と人々。名著だと思う。2012/05/08
おーうち
4
児童書だったのかな? 丁寧に訳されているし、脚注も楽しめる。最初はまどろっこしく感じたが、著者の感性と観察力が楽しい。たった2週間分の話だけど、感動した。日本人は、こんな風に書かないだろうなぁ。2015/12/15
シエロ
2
のどかなルイジアナの生活。かわいい表紙に惹かれた。 序盤で変化が見られなかったので、途中まで。2021/08/13
つつま
2
ルイジアナの蒼い空が印象に残った。2015/08/21
海 都
2
ラストの記念写真を撮影するシーンが印象に残りました。2008/07/13