ウディ・アレンの漂う電球

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  • サイズ B6判/ページ数 145p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560026977
  • NDC分類 932
  • Cコード C0074

内容説明

電球を宙に浮かしてみたり、切断されたはずのネクタイを元に戻してみたり…マジックの練習を趣味にしている16歳の少年、ポール・ポラックは、どもりぎみということもあってか、無口で、「引きこもり」がち。13歳の弟、スティーブは、反抗期真っ盛りの「ニート予備軍」。父親のマックスは、賭けごとと愛人に夢中の「ちょい不良オヤジ」。そして母親のイーニッドは、ダンサーになるという夢を果たせぬまま「キッチンドリンカー」になってしまった専業主婦。そんなポラック家に、ポールの“芸能界入り”のチャンスが訪れた―。「夢」にうなされっぱなしの、ふしぎとせつない家族の物語。

著者等紹介

アレン,ウディ[アレン,ウディ][Allen,Woody]
1935年12月1日、ニューヨークのブルックリンでユダヤ人の家庭に生まれる。本名はアラン・スチュアート・コニグスバーグ。ニューヨーク大学とシティ・カレッジの両方から退学になったのち、プロの作家としてのキャリアをスタートさせ、最初はテレビやコメディアンのための台本を書いた。1964年には自分自身がコメディアンになることを決意。1965年に『何かいいことないか子猫チャン』の脚本・出演で映画界入りを果たす。1969年には『泥棒野郎』で監督デビューし、以後ほぼ年一本のペースで映画を撮り続けている。1977年には『アニー・ホール』でアカデミー賞(作品賞・監督賞・脚本賞)を受賞し、主演のダイアン・キートンに主演女優賞をもたらした。ニューヨークを舞台に映画を撮る監督として有名だが、2004年からはロンドンに渡って映画を撮影している

鈴木小百合[スズキサユリ]
東京生まれ。1977年、国際基督教大学卒業。コミュニケーション学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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akira

25
まちライブラリー森ノ宮本。 タイトルと装丁に惹かれた一冊。喜劇舞台の台本のような構成で、文間にその様子も描かれる。登場人物のキャラクターがなかなかに個性的で人間らしい。 冒頭の一節。情景描写がこうも世界観に引き込んでくれるとは。静かな場所で、ゆっくりと味わいたい一冊。 「暗闇のなか、電球が光を放ちはじめる」2019/11/30

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1
ショートフィルムのように心に残る、映像的作品。夢見がちで現実的な人間喜劇。2014/10/23

三木

1
ごくありふれた家庭と、それを取り巻くごくありふれた人々のよくある崩壊の図を滑稽に描き出しています。日本でもわりと最近に舞台化されてたんですね。ちょっと見たかったかも。2011/01/22

0
2006年9月15日印刷 2006年10月5日発行 訳者:鈴木小百合 発行者:川村雅之 発行所:株式会社白水社 印刷所:株式会社理想社 製本所:松岳社株式会社青木製本所 装幀:坂本志保 装画:白根ゆたんぽ 協力:森崎一博、大矢亜由美、和久田瀨男 日本初演:2006年9月28日〜10月9日〜東京・本多劇場 ポール・ポラック:岡田義徳、スティーヴ・ポラック:高橋一生、イーニッド・ポラック:広岡由里子、マックス・ポラック:伊藤正之、ベティ:町田マリー、ジェリー・ウェクスラー:渡辺いっけい 演出:KERA2019/05/20

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