矢澤潤二の微妙な陰謀

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784488027360
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

謎の男ヤザワジュンジがもっともらしく語る超能力、UFO、徳川埋蔵金、百匹の猿理論……。アヤシイ陰謀に巻き込まれた人々の幸と不幸を予測しがたい展開で描くケッタイな連作集。

内容説明

「原稿をお願いしたい。ただし百枚を一週間で」売れないフリーライターの私に切り出した編集者は矢澤潤二と名乗った。矢澤はホテルを手配し、パソコン、資料、ありとあらゆる手を尽くしてくれた。やがて書き上がった原稿を渡すと、矢澤からの連絡はふっつり途絶えた。しかし倍額の原稿料が振り込まれ、最新型パソコンやプリンターは手許に残っている。諸経費は二百万円を下るまい。いったい何が目的だったのか?―赤髪連盟ばりの「サイキック・キラー」など全六編を収録。あるときはフリーの記者、またあるときは風水師、大学の職員、福祉系NPO、と多彩な顔を持つ謎の男ヤザワジュンジがもっともらしく語る超能力、UFO、徳川埋蔵金、百匹目の猿理論、等々。どこへ向かうか予測不能の陰謀に巻き込まれた人々の幸と不幸を予測しがたい展開で描く、ケッタイな味わいの連作集。

著者等紹介

秋梨惟喬[アキナシコレタカ]
1962年8月17日岐阜県生まれ。広島大学文学部史学科(東洋史学)卒業。93年「落研の殺人」が鮎川哲也編『本格推理2』に、95年「憧れの少年探偵団」が北村薫・宮部みゆき選『推理短編六佳撰』に収録される(ともに那伽井聖名義)。2006年、秋梨名義による「殺三狼」で第3回ミステリーズ!新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ren5000

27
幼い頃から興味津々だったUFOやタイムマシンや埋蔵金!これだけでわたくし掴みはOKです(笑)そこに怪しさ満点の矢澤潤二がすべてにおいて関わってくるんだけと題名通り微妙な陰謀であははと笑って読了。そこそこ微妙に面白かった。2018/03/12

Norico

20
超能力に埋蔵金、宇宙人や龍脈に、タイムトラベル。トンデモ理論をごちゃまぜにして、そこに謎の組織を絡ませててんこ盛りにした作品。結構好きです。宇宙人はバカなんですね(笑)2019/02/03

17
ジャケ借りでしたが当たりでした。初読みの作家さん、面白かったぁ♪謎の機関の矢澤さんが、超能力や宇宙人など、実在するか分からないモノが実在する設定でお話しができてます。この作家さんの他の作品も気になります(^O^)2014/11/19

外道皇帝

14
超能力、ガイア理論、UFO、タイムトラベル、風水など胡散臭いトンデモネタを更に胡散臭く仕立てあげている。そんなものは「ないんだよ」と言いつつ実際にはあるように終わっている。もう笑うしかない展開ばかりだけど、そういう遊び心が非常に好みですわ。単純にトンデモネタを楽しんで読むと面白い。2014/10/10

混沌工房

12
超能力、宇宙人、タイムトラベラーetc.、とんでもなネタは昔から好き。んなわけない、とわかっていても、矢澤潤二の絶妙な語り口に、もしや…と思わされそうになったり。星間飛行で地球まで来れる能力を持つ宇宙人が、実は○○だった…って、本当にそうかもしれない。だったら世界中の(間抜けな)宇宙人目撃談も、がぜん真実味を帯びるってもんだ(ないない)。挿入されるネタ、『幻魔大戦』『帝都物語』から『ボトムズ』までだいたいがなんとなくわかる…って、我ながら誇っていいのか情けないんだか(笑)。2014/10/13

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