出版社内容情報
謎の男ヤザワジュンジがもっともらしく語る超能力、UFO、徳川埋蔵金、百匹の猿理論……。アヤシイ陰謀に巻き込まれた人々の幸と不幸を予測しがたい展開で描くケッタイな連作集。
内容説明
「原稿をお願いしたい。ただし百枚を一週間で」売れないフリーライターの私に切り出した編集者は矢澤潤二と名乗った。矢澤はホテルを手配し、パソコン、資料、ありとあらゆる手を尽くしてくれた。やがて書き上がった原稿を渡すと、矢澤からの連絡はふっつり途絶えた。しかし倍額の原稿料が振り込まれ、最新型パソコンやプリンターは手許に残っている。諸経費は二百万円を下るまい。いったい何が目的だったのか?―赤髪連盟ばりの「サイキック・キラー」など全六編を収録。あるときはフリーの記者、またあるときは風水師、大学の職員、福祉系NPO、と多彩な顔を持つ謎の男ヤザワジュンジがもっともらしく語る超能力、UFO、徳川埋蔵金、百匹目の猿理論、等々。どこへ向かうか予測不能の陰謀に巻き込まれた人々の幸と不幸を予測しがたい展開で描く、ケッタイな味わいの連作集。
著者等紹介
秋梨惟喬[アキナシコレタカ]
1962年8月17日岐阜県生まれ。広島大学文学部史学科(東洋史学)卒業。93年「落研の殺人」が鮎川哲也編『本格推理2』に、95年「憧れの少年探偵団」が北村薫・宮部みゆき選『推理短編六佳撰』に収録される(ともに那伽井聖名義)。2006年、秋梨名義による「殺三狼」で第3回ミステリーズ!新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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