出版社内容情報
オダサクのミナミ、昌子の堺、源氏の京都…小説の舞台を中心にお聖さんが訪ねる旧き佳き上方の姿、今のぬくもり。新しい関西案内
内容説明
お聖さんと一緒に出かけませんか?上方の心懐かしきたたずまい、現在のぬくもりに触れる旅へ―。あたらしい関西案内。
目次
1 始まりはミナミ
2 大阪ベイエリア
3 キタを味わう
4 ちょっとそこまで…
5 南へ、神の国へ
6 京都慕わし
7 上方モザイク
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Syo
23
これまた懐かしい田辺聖子。 お聖さん。 かもかのおっちゃんだっけ。 遠藤周作のお友だちだっけ。 神戸や大阪が出てくるので ちょいと。 ちょうど淡路島に行くので 神社にも行こうかな。 自由軒のカレーも 久しぶりに食べに行こうかな。 こっちは大阪ね。2018/03/23
とみしん tomisin555
1
田辺聖子だ。大阪の女性で読んでる人がとても多い。この本どこかの古本市で文庫本をみつけて買った。僕も大阪だけど聖子さん読むの初めてだ。ミナミ・ベイエリア・キタ・尼崎・宝塚・和歌山・京都・神戸・奈良と上方一円を三人の女性で回っていく。そして、そのうちのひとり、イラストレーターのあおきさんが、なんとあの「あおきひろえ」さんだったことに、へーとなった。発行は1999年、450Pとかなりボリュームがある。帝塚山、適塾、熊野詣、島原、京都御所あたりが楽しかった。そして、関西の中でもやっぱり大阪はアクが強いな。2022/01/12
モンティ
1
何だか読むペースがすごくダウンしてしまったけれど、それでも読んでます。田辺聖子さんは初めてだと思うけれど、面白い! 特に初めの「始まりはミナミ」の中に出てくる大阪のおっちゃんのセリフ。「錢払うんはわしじゃあ」「ええかっこすな」にはおなかの底から笑っちゃった。私も10年ほど大阪の北の方で暮らしたが、大阪では食べ物屋さんで頼んだものは本当にすぐ出てきたものだ。それが実家の岡山ではなかなか出てこず、イライラしたのを思い出した。大阪の後に暮らした神戸の話題もあって楽しかった。ガラスの丘美術館にはぜひ行ってみたい。2021/09/19
Noelle
0
上方生まれの当時70才くらいの著者が改めて興を覚えた上方各地を巡ったお散歩ばなしである。15年も前のエッセイであるが、 学生時代以来関西に住んでいる私も同様に、今の関西の名所を改めて巡ってみたいと思い、昨今出かけたあちらこちらがいろいろ登場して、ふむふむ、そうそうと一緒に巡り回ったかのような楽しさであった。ただの観光案内ではなく、一くさり昔話や歴史話が散りばめられていて、おせいさんのおしゃべりを聞いている感じ。改めて、また出かけたいところが増えました。2014/11/22
-
- 和書
- KUKKA くっか作品集