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新グローヴ オペラ事典

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  • サイズ B5判/ページ数 1022/高さ 24cm
  • 商品コード 9784560026632
  • NDC分類 766.1
  • Cコード C3573

内容説明

最高最適の執筆者による音楽学の最新成果を参照しやすい形で提供する充実の内容。名作オペラ、人気オペラのほか、歴史的に重要な作品を網羅して、オペラ史全体を俯瞰。資料的に貴重で珍しい図版を収録。オペラ用語解説に加えて、作曲家、台本作者、題名、初演キャスト、登場人物、原語対照歌詞別の詳細な索引を用意。そのクロスリファレンスにより本書をオペラの一大データベースとして活用可能。

著者紹介

セイディ,スタンリー[セイディ,スタンリー][Sadie,Stanley]
1930‐2005。イギリスの音楽学者、音楽評論家。1970年『New Grove Dictionary of Music and Musicians』編集主幹に指名され、以後、没するまで、『ニュー・グローヴ』の名を冠した一連の音楽事典の編集主幹をつとめた。音楽学者としては特にモーツァルトの研究で名高く、遺作『モーツァルト』(2006)は最先端の学問業績を取り込んだモーツァルト伝の現代の決定版との評価を得ている

中矢一義[ナカヤカズヨシ]
慶應義塾大学名誉教授、長岡リリックホール初代館長

土田英三郎[ツチダエイザブロウ]
東京芸術大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

出版社内容情報

世界的権威をほこる『新グローヴ音楽事典』のオペラ編。
日本語オペラ文献の最大情報量をあなたの掌中に!
読むもよし、引くもよし。

●この事典の特色●
【執筆陣…】オペラの作品あるいはその作曲家の研究で知られる専門家が起用され、専門知識を駆使して各項目を執筆しています。最新の研究成果が盛り込まれた事典として学術的にきわめて充実した内容を誇りながらも、一般読者のために読みやすさにも配慮した事典です。

【収録作品…】名作オペラ、人気オペラだけでなく、上演機会は少ないながらも、オペラ史上に重要な位置を占める作品も積極的に取り上げられています。これまでに親しんできたオペラをより深く知るのに役立つだけでなく、バロックから現代にいたるオペラという芸術分野全体の展望を得ることができる事典です。

【資料的に貴重な図版の数々…】本事典には、初演時の舞台装置や衣装、さらには舞台裏の様子など、貴重な資料となる図版が数多く収録されています。これまで専門的な研究機関でしか目にすることができなかった資料を解説付きで掲載しています。

【充実した検索機能…】たとえばプッチーニの《トゥランドット》には、どんなアリアがあるのか、あるいはその一曲の〈誰も寝てはならぬ〉はどのような場面で歌われるのかを、知りたい。そんなときには、充実した歌詞のインデックスで容易に調べることができます。そしてすばやく本文の記述にたどり着くことができます。あるいは登場人物名のインデックスで、同じ人物が複数のオペラに登場していたり、あるオペラの主人公が別のオペラでは端役にまわっていたりなど、複数のオペラの相関関係をたどることもできます。

【読みやすい記述…】事典というと無味乾燥なものになりがちですが、本事典は、それぞれの項目が読み物としても興味深いものとなっています。さながら掌編小説を読むように、気の向くままに好きな項目を読み進めていくうち、オペラについての深い知識を身につけることができます。


●本事典はつぎのような方々に強くお奨めします●
*オペラ・ハウス、放送、CD、DVDなどで、オペラを楽しむさいの予習・復習のよき手引きを求めている方々
*未知のオペラの内容をつかみ、鑑賞あるいは録画・録音の購入に役立てたいと思う方々
*歌手、ピアノ伴奏者など、オペラにかかわる機会の多い演奏家の方々
*オペラの姉妹芸術である、演劇、バレエなど舞台芸術の愛好家の方々
*マスコミ関係(新聞、出版、放送など)で、特に、クラシック音楽に携わる方々
*中学、高校、大学あるいは音楽教室などで、音楽を指導している先生方
*演奏会の企画、制作を行なっている方々


●編者からのメッセージ●
この『新グローヴ・オペラ事典』(The New Grove Book of Operas)は『新グローヴ・オペラ大事典』全4巻(The New Grove Dictionary of Opera)を、一般のオペラ愛好家の使いやすさを考慮して一巻にまとめ直したものです。『オペラ大事典』は、音楽学の最新成果を取り入れた専門家向けの参考文献として編まれたものでしたが、本書はその『オペラ大事典』のアカデミックな記述を、広く一般の音楽愛好家の方々の利用を考慮して、読みやすくしただけでなく、各項目の記述のスタイルに一貫性をもたせ、さらに、初演時の出演者に関する情報を追加いたしました。音楽学最先端の業績を接しやすいかたちで提供する本書は、読んで楽しく、見て楽しい音楽事典として、オペラの喜びをいっそう身近なものにしてくれることでしょう。(スタンリー・セイディ)

●日本語版監修者のことば……中矢一義●
 本書は、1992年、世界的権威をほこる『新グローヴ音楽事典』(The New Grove Dictionary of Music and Musicians)のファミリーの末っ子として誕生したものです。
 サー・ジョージ・グローヴ編纂によって19世紀後半に刊行された『グローヴ音楽事典』全4巻(Dictionary of Music and Musicians, 1878-89)は、その後も適時すぐれた編者を迎えて、巻数を増し、版を重ね、長年にわたってすぐれた音楽事典として世界中で親しまれてきました。しかし、著名なモーツァルト研究者スタンリー・セイディ(Stanley Sadie)を編集主幹に迎えた、第六版に相当する1980年版に至って、戦後目覚ましく発達した音楽学の成果を盛り込んで規模、内容とも大躍進を遂げ、『新グローヴ音楽事典』第一版全20巻(The New Grove Dictionary of Music and Musicians)として世に送り出されました(2001年に第二版全29巻が刊行)。その後、楽器、アメリカ音楽、女性作曲家、ジャズと、テーマ別事典が派生しておりますが、そのなかで最大規模を誇るのが、1992年に発行された『新グローヴ・オペラ大事典』全4巻(The New Grove Dictionary of Opera)です。総合芸術と呼ばれるジャンルを扱うものだけに、多岐にわたる追加情報が必要となり、全体の90パーセント近くが新たに稿を起こしたものだと伝えられております。出版と同時に世界最高のオペラ事典と評価され、その信頼性は今日においても揺るぎないものがあります。
 本書はその『オペラ大事典』を広くオペラ愛好家に開放したいとの意図から、作品の内容、人気、上演頻度、歴史的地位などを考慮して、264本のオペラを厳選し、詳細な梗概に加えて、音楽的特色、作品成立の経過、時代背景、初演キャストなど、作品を総合的に理解するうえで有益と思われる情報を盛り込んだものとなっています。
 項目は参照の容易さに配慮して、作品名のアイウエオ順に並べられております。特筆すべきは、題名、作曲家名、台本作者名、登場人物名、重要な歌手と指揮者名のほか、原語を対照したアリア、カバレッタ、重唱、合唱曲などの歌詞について、それぞれ豊富なインデックスを、原著を超える詳しさで用意したことです。さらに本文中の専門用語については、解説付きオペラ用語集を設けました。したがって、オペラ観賞にさいして、特定の作品についての項目を通読するだけでも得るところが大きいと思いますが、詳細なインデックスをもとに縦横なクロスリファレンスを駆使して、本書を一大データベースとして活用することにより、各自の興味に応じた多様な視点から創造的に活用していただける点も、本書の大きな特色といえましょう。
 日本語オペラ文献として最大の情報量をほこる本書が、わが国の幅広い音楽ファンの要望に応えうる究極の一冊となることを願っております。