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内容説明
緻密な作品分析に加えて、書簡を丹念に読み込み、オペラに呼応する形でひそかに演じられていた実人生の物語を愉快感にあふれた文体で綴ったユニークなモーツァルト論。文化人類学の視点からモーツァルトのオペラのさらなる魅力を探る。
目次
第1章 ビショップは斜めに進む
第2章 言葉、音符、モーツァルト的変奏
第3章 芸術の幼年期モーツァルトの三つの田園劇をめぐって―『バスティアンとバスティエンヌ』『羊飼いの王』『アルバのアスカーニオ』
第4章 インテルメッゾ 的の中心
第5章 『イドメネオ』、危険な渡海
第6章 『後宮からの誘拐』、あるいはオリエントの季節
第7章 『フィガロの結婚』、あるいはバジリオのカーニヴァル
第8章 ドン・ジョヴァンニとそのウサギ
第9章 『コジ・ファン・トゥッテ』、あるいは恋人たちの学校
第10章 パパゲーノ、あるいは鳥刺しの愉快な知識
著者等紹介
パラディ,アニー[パラディ,アニー][Paradis,Annie]
文化人類学者。社会科学高等研究学校(EHESS)に学び、博士号取得。トゥールーズ人類学センターと連携しつつ、おもに18世紀オペラおよび南ヨーロッパの伝統行事における儀礼と音楽の関係を研究テーマとしている
武藤剛史[ムトウタケシ]
1948年生。京都大学大学院博士課程中退。フランス文学専攻。共立女子大学文芸学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。