内容説明
戦いに明け暮れた勇猛な騎士にして、優れた吟遊詩人―中世の伝説的英国王の全貌。
目次
第1章 獅子の第一歩
第2章 騎士と吟遊詩人
第3章 豹変居士
第4章 ポワトゥー伯にしてアキテーヌ公
第5章 イングランド王
第6章 十字軍士
第7章 囚われ人
第8章 獅子心王
著者等紹介
ペルヌー,レジーヌ[ペルヌー,レジーヌ][Pernoud,R´egine]
1909‐1998。世界的に知られるフランスの中世史家。「ジャンヌ・ダルク研究センター」の創設者
福本秀子[フクモトヒデコ]
慶応義塾大学経済学部卒。パリ大学法経学部博士課程修了
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感想・レビュー
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May
1
ジャンヌ・ダルク研究の第一人者(らしい)によるリチャード1世伝。王妃エリアノール読後に読むとちょうどいいだろう。肩肘張った歴史書ではないため、根拠に乏しい記述であるのはエレアノールと同じであり、かつ、わかりやすいという点も同じだ。また、私は面倒だからしなかったが、エレアノールの記述と見比べ、相違点を書き出してみるのも面白いだろう。05年10月読了。2016/08/20
MUNEKAZ
0
ひたすら戦いに明け暮れているのが印象的。著者の好みからか母・アリエノールに関する記述が多め(というか持ち上げが多め)で、地図や系図類が本文中に全くない。今一つの本だったかな。2016/08/29
j1296118
0
豹変居士て。合ってないのかと言えば全くそんな事は無いのがこれまた。 フィリップ=オーギュストとは即位以降はすぐに・ずっと不仲のような印象だったがそうでもないのか2014/09/22
リッチー。
0
最も興味ある歴史上の人物の評伝。でもあまりのめり込めなかった。文章がまどろっこしく感じられたこと、評伝としては評価、分析が甘いことが原因。同時代人の記録など資料の引用が豊富なのはよかったけど、それだけに… この作者は中世モノを多く著しているのだが、他のに手を出したものか正直迷う。2012/05/26
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