内容説明
19世紀の後半から、マヤ遺跡の調査が進み出し、石碑や祭壇などがたくさん発見されて、それらに刻まれているマヤ文字が写真や手書きによって記録されてきた。同時に解読も試みられ始め、1世紀以上にわたる解読作業で多くのことがわかるようになった。この本では、その成果を利用しながら、マヤ文字に親しんでいけるように、自分の名前や地名などを書いてもらうことにしている。
目次
1章 マヤ文字を書いてみよう(マヤ文字の特徴;音節文字;マヤ文字で自分の名前を書いてみよう ほか)
2章 マヤ文字を読んでみよう(暦を表わす文字;色と方角を表わす文字;地名を表わす文字 ほか)
3章 マヤ文字を解読してみよう(ヤシュチランの石碑11号;ピエドラス・ネグラスの石碑3号;ティカルの神殿1号のリンテル3 ほか)
著者等紹介
八杉佳穂[ヤスギヨシホ]
1950年、広島県に生まれる。72年、京都大学工学部卒業。75年、京都大学文学部卒業。マヤ文明研究に言語学、文字学から取り組む。国立民族学博物館教授。総合研究大学院大学教授。文学博士
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