内容説明
イスラーム主義運動とは何だったのか?その「熱狂と挫折」の歴史を、前近代から現代まで、北アフリカのマグリブ諸国(チュニジア・モロッコ・アルジェリア)を軸に論じてゆく。
目次
第1部 前近代のイスラーム宗教・政治運動(異端派の反体制宗教運動;宗教的民族運動のプロトタイプ;宗教運動の民衆化と宗教の二元化;反植民地闘争・ナショナリズム形成と宗教運動)
第2部 現代のイスラーム主義運動―知識人の運動からイスラーム大衆運動へ(伝統的ウラマー層の後退と世俗化;独立後の国家体制と宗教をめぐる問題;イスラーム主義運動の社会的背景と組織の実態―一九九〇年代初めまで)
第三部 イスラーム主義運動の熱狂と挫折(チュニジア―イスラーム主義運動の封じ込めと「安全神話」;モロッコ―「イスラーム政党」合法化の危険な賭け;アルジェリア―イスラーム主義運動の自壊とテロリズムのトラウマ)
著者等紹介
私市正年[キサイチマサトシ]
1948年生。北海道大学文学部卒。中央大学大学院博士課程修了。上智大学外国語学部教授(アラブ・マグリブ地域研究)
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感想・レビュー
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可兒
1
偶然にも中東を扱った、ある映画の煽り文句を思いだした。「すべては、つながっている」。突発的に起きた出来事のようでも、根底に流れるものの源は数百年前の話2009/04/27
こずえ
0
北アフリカのイスラム運動についてまとめた日本語では貴重な本
ななっち
0
イラク・イラン等は話題になっても、実は北アフリカのイスラーム運動についてはほとんどわからない。アルジェリア・チユニジア・モロッコのひとつひとつの歴史をほとんど知らないということで読んでみました。読んでみると、結構最近の急進的な動きも極めて最近であることに驚かされます。2013/03/13