出版社内容情報
過去をもたぬ純粋知覚と、過去と現在を総合し蓄積する記憶力の二つが交錯する現実の意識相を解明し、現象学の先駆けをなした主著。
内容説明
過去をもたぬ純粋知覚と、過去と現在を総合し蓄積する記憶力の二つが交錯する現実の意識相を解明し、現象学の先駆けをなした主著。
目次
第1章 表象作用のためのイマージュの選択について―身体の役割(現実的行動と可能的行動;表象 ほか)
第2章 イマージュの再認について―記憶力と脳(記憶力の二形式;再認一般について ほか)
第3章 イマージュの残存について―記憶力と精神(純粋記憶;現在とはなにか ほか)
第4章 イマージュの限定と固定について―知覚と物質、心と身体(二元論の問題;従うべき方法 ほか)