出版社内容情報
今日の言語学は、様々なタイプの言語を類型的に研究し、その裏に実は人間の言葉に共通する普遍的なものがひそむことを明らかにしつつある。言葉の多様さに対する興味から始まった言語学の良き伝統に立つ著者が、700余の言語を引きつつ、最新の知見と成果を盛り込んだのが本書である。
目次
序 諸言語の構造に共通する普遍的な特徴とは(言語学における類型論と普遍的特徴;過去の言語類型論;もう一つの探求の方向―一般的傾向という概念)
第1章 音素材―音韻体系、表現性(音韻体系;表現性)
第2章 発話の組織(単純発話;複合発話)
第3章 発話の構成要素(動詞と名詞の対立;名詞限定辞と動詞限定辞;「副詞」;数詞;範疇の連続性)
第4章 人間・社会・言語(言語における人間;言語と社会)
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