内容説明
あこがれのイタリア暮らし。しかし実際に暮らしてみると驚くことばかり。シエナに10年暮らした著者が、みずからの体験で語るイタリアの真実と魅力の数々。
目次
第1章 住んでわかった、これがイタリアの住居だ(「古くてイイネ」は褒め言葉!?;キッチンのヒ・ミ・ツ ほか)
第2章 食べてわかったイタリア食文化のゲンジツ(エスプレッソが出る路線バス;出た!チンクエチェント型パスタ ほか)
第3章 動いてわかった、イタリアのびっくり交通事情(世界遺産のガレージ;ロータリーに戦々恐々 ほか)
第4章 暮らしてわかった、イタリア人の意外な日常(ナイスな通り名;4年に一度の「マイ街頭テレビ」 ほか)
著者等紹介
大矢アキオ[オオヤアキオ]
コラムニスト。1966年東京生まれ。国立音楽大学卒(ヴァイオリン専攻)。二玄社『SUPER CG』編集記者を経て、96年からイタリア・シエナ在住。現在、『NHKテレビイタリア語会話』『asahi.com』『Response』『NAVI』『web CG』など多くの媒体に連載をもつ。また、NHK『ラジオ深夜便』のレギュラーレポーターをはじめ、ラジオ・テレビでも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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milk tea
31
タイトルを見て読み始めたが、車にまつわる話が多く、車に全く興味ない私はつまらなかった。エスプレッソの話は今後の参考になった。バールで飲むものであって、イタリア人にとってエスプレッソタイムは「仕切り直し」の意味があるそうだ。飲む時間も3分とか。なので、日本でオープンカフェでカップをゆっくり傾けているのはお笑いものだそう。スマートに飲みましょ。2019/09/08
SABA
3
イタリアに住んでる方のお話。賃貸はほとんどない。タクシー事業を営むには免許制で4LDKのマンションと同じくらいの金額で営業権を購入する。家族で応援するサッカーチームが違うとテレビが家に複数ある。2025/05/21
Pちゃん
0
イタリアに住んでおられる日本人の文化エッセーでした。当たり前だけど,イタリアと日本って考え方も全然違うんですね。古い文化と共存しながら,でもそれを明るく受け止めてたくましく生きているようです。例えば,家が古いから(数百年は当たり前)改築するには役所の許可が必要だとか。その許可もなかなか下りない(役所がいい加減???)事もしばしばだとか。車庫は昔馬小屋だった為その名残で狭い車庫しか作れず,イタリアなのに小さい車でないと車庫の出し入れできない,みんな車にかすり傷を何往復も作っているとか…ともかく面白かったです2012/06/23