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イメージの森のなかへ
ゴッホの魂―イメージの森のなかへ

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  • サイズ A4判/ページ数 47p/高さ 29cm
  • 商品コード 9784544211047
  • NDC分類 723.359
  • Cコード C0095

内容説明

太陽を追う旅人、その最後の2年間…「ゴッホの魂」。光の渦のなかにこだまする声にじっと耳を傾ければ、もう美の扉は、あなたの感性に開かれています。

目次

アルルの春
夜の光のカフェ・テラス
ゴッホの寝室
郵便配達夫ルーラン
黄色いひまわり
椅子、そして自画像
サン=レミの病院から
糸杉と星のある風景
目は人間の魂
オーヴェールに行く
ガッシュ先生
カラスのいる麦畑
一足の靴

著者等紹介

利倉隆[トシクラタカシ]
1950年東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業(美学美術史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

115
【イメージの森のなかへ】。7月の麦畑に一発の銃声が響き渡った。「カラスを追い払うから」と言って借りた拳銃を自分に向けて、37年の人生に幕を下ろしたフィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1891年)。死の2週間前に描かれた作品『カラスのいる麦畑』は、彼の作品の主旋律とも言える深い青と黄色で彩られた。明るい陽光を求めて移り住んだ南仏アルルで彼の人生は暗転する。友ゴーギャンを迎えるため『ひまわり』を描き部屋の壁に飾ったが、共同生活は破綻し心身に深い傷を負う。『星月夜』の不穏な渦巻は孤独な魂が見せた幻影なのか。2016/05/29

たんたん(休みます)

58
「ラングロワ橋」の空を映すどこまでも済んだ川に、「夜のカフェ・テラス」の天に浮かぶ花のような星に、私は強く惹かれた。美しく輝く絵、素晴らしい。だけど、だんだんページを捲る手が震えて… ゴッホが自分で耳を切ったなんて、最後は猟銃自殺をしたなんて知らなかった。彼の心はどんなに辛かったのだろう。悲しかったのだろう。絵が段々暗くなって、渦巻きになって、見ている私もウニョウニョになって苦しくって。でも、やはり素晴らしい絵に違いない。私にはまだその良さがわからないがきっといつかゴッホのすべてが好きになるだろう。2014/12/09

れみ

50
ゴッホの生涯とともに作品を紹介する本。個人的には「ラングロワ橋」と「夜のカフェ・テラス」が好き。それより後の、ゴーギャンとあれこれあってからの作品は、すごい迫力だなあという意味で心惹かれるものがありながら、見ているとなんだか辛い気持ちにもなる。2015/05/18

てんちゃん

28
このシリーズ本、とても好きです。自分にとって三冊目。『ゴッホの魂』という題名通り、ゴッホの絵画と心理状態の変遷を、その本髄だけを抽出して案内してくれています。でも、ゴッホに詳しくない自分には彼の生活背景がよく分からなくて、もどかしい。ゴーギャンとの関係ってなんだったの?弟のテオはなんで、ゴッホの死の翌年に死んでしまったの?う~ん、もっと色々知りたい。他の本を探さなきゃ。2017/06/29

こぽぞう☆

19
図書館のヤングアダルトの棚より。このシリーズはとても良い。息子の入門編にも。2017/01/11

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