出版社内容情報
古代彫刻から現代絵画まで
肖像の名作1000点が圧巻の大集結!!
イギリスの出版社Sirrocco‐Parkstone International Ltd から刊行された『1000Portraits of Genius』の日本語版。既刊『世界の名画 1000の偉業』『世界の彫刻 1000の偉業』『世界の建築 1000の偉業』の姉妹編。
クレオパトラ、ナポレオン、ビートルズ……王侯貴族から歴史上の著名人、伝説の美女、そして自画像。ここには、人間のあらゆる顔と姿がある。
詳細なデータ・解説・索引も備え資料性も充実した、古今未曾有の肖像大図典。
【著者紹介】
Ph.D(美術史)取得。『世界の名画 1000の偉業』(2006年)など、美術史に関する著書多数。
内容説明
本書に掲載されている1000点の肖像作品には、古代オリエントから現代までの人間の文化の歩みとともに、「肖像」が辿った変遷が現れている。「肖像」とは、人物の見たままの姿の再現にとどまらず、制作者の技量はもとより、制作意図や、注文主の意向が反映されている。すなわち1000人の物言わぬ証人たちは、歴史上の人物や名もなき人々の再現的な肖像である以上に、彼らの内面を物語り、あるいは人生の寓意を説き、さらには政治的思想や宗教的信条、また服装や調度など各時代の風俗をも具現しているのである。美術の歴史の中から選ばれた1000点の肖像作品を一堂に会して、作品解説、作家解説を適宜付した本書は、その歴史を通観する際の最良の手引となるだろう。
目次
人間と肖像の歩み
古代
中世
ルネサンス
バロック・ロココ
近代
現代
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゲオルギオ・ハーン
27
古代から現代までの西欧を中心とした1000点の肖像画(絵画だけでなく彫刻や写真などのアート作品も含む)が載せられた一冊。時系列で見ていくことで肖像画の変化がよく分かる。古代はギリシャやローマ時代の彫刻にカッコよさというか余計な飾りがない率直さに強い印象を持った。中世は権力が与える影響に左右されている様子で実際のサイズ感は無視して、偉い人ほど巨大に描かれる。聖母子を題材にしたものは多いが、子供を生んだとは思えないほど若々しい天女のようなマリアと赤子とは思えないほど成長しているキリストが描かれる。2023/09/17
kaz
0
タイトルどおり、古代彫刻から現代絵画まで多様な肖像を1,000点紹介。何を基準にピックアップしたのかはよくわからないが、著名な肖像を観ることができる。作者もできるだけ覚えようと思ったが、さすがに無理。図書館の内容紹介は『クレオパトラ、ナポレオン、ビートルズ、デューラー、ゴッホ…。王侯貴族、歴史上の著名人、自画像など、古代彫刻から現代絵画まで、肖像の名作1000点を詳細なデータとともに収録。用語解説・作家索引も掲載』。 2021/02/21




