内容説明
戦後50年の分割支配は、こうして決まった。ヤルタで世界を冷然と分け合った3巨頭の心理や挙動に至るまでを克明に描き、ソ連と共に崩壊した半世紀の悪夢の誕生を、時々刻々描き上げた傑作ドキュメント。ヤルタ密約、ヤルタ協定を全文収録。
目次
歴史の分岐点―プロローグ
第1部 大戦末期の世界―ヤルタへの道(ソビエト戦線;西部戦線;その日のアイゼンハワー ほか)
第2部 黒海のほとりへ―ヤルタに集う代表団(歴史的な会談の準備;スターリンとソ連代表団;ルーズベルトとアメリカ代表団 ほか)
第3部 ヤルタ会談―世界の分割を決めた一週間(会談始まる―二月四日(日曜日)
「もめている気配」―二月五日(月曜日)
深まる対立―二月六日(火曜日) ほか)
会議の終幕―エピローグ
著者等紹介
コント,アルチュール[コント,アルチュール][Conte,Arthur]
フランスの作家、政治家。1921年サルス市生まれ。モンペリエ大学文学部卒業。ジャーナリスト、文筆家として活躍する一方、サルス市長、国民議会議員、産業通商大臣、欧州議会仏代表、西欧連合議会議長などを歴任。仏国営放送会長もつとめた
山口俊章[ヤマグチトシアキ]
元神戸大学大学院文化学研究科教授(フランス文学・思想、政治文化)。1936年東京生まれ。東京都立大学大学院人文科学科博士課程修了。神戸大学教授、関東学院大学教授などを歴任。1971~72年仏留学、87年日本学術振興会より仏国立科学研究センター出向(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Tomozuki Kibe
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