光太郎・智恵子 うつくしきもの―「三陸廻り」から「みちのく便り」まで

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光太郎・智恵子 うつくしきもの―「三陸廻り」から「みちのく便り」まで

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784544030464
  • NDC分類 911.52
  • Cコード C1095

出版社内容情報

高村光太郎の紀行文「三陸廻(めぐ)り」と随筆「みちのく便り」、および光太郎研究第一人者北川太一によるこの2篇についての解題、ならびに2篇に絡めて展開する光太郎・智恵子の劇的生涯についての評論からなる。
 「三陸廻り」は昭和6年夏、『時事新報』の委嘱により、三陸地方を約ひと月取材し、同年秋に連載された紀行文。その取材先は、2011年の東日本大震災で甚大な津波被害を受けた地域と重なる。その意味でそれらの地域の過去の風土を活写した貴重な記録でもある。また、この時光太郎が三陸地方を取材先に選んだ理由には、東北に終の棲家を求めたいという永くからの智恵子と二人の願望が秘められていた。
 「みちのく便り」は、智恵子と死別した光太郎が終戦直後から独居した岩手県太田村山口の山小屋から雑誌『スバル』に宛てて送った身辺雑記。光太郎の山居は、生前果たせなかった東北での智恵子との終の棲家を、智恵子の魂を連れて遂に実現したとの想いが光太郎自身にあり、その成就を生命の糧として、晩年の智恵子への絶唱の詩篇や書作が生まれ、さらには最後の彫刻の傑作「十和田裸婦群像」の創造へとつながっていく。
 また、光太郎・智恵子の、東北の厳しくも清らかな自然と純朴な人間性への礼賛は、3.11後の復興を目指す今日の同地や日本人の心とも共鳴し、これからの未来への祈りと結びつく可能性を孕んでいる。

・光太郎の詩篇を多数収録。
・光太郎智恵子の貴重なスナップや関連写真、光太郎の彫刻・詩稿・書作などの作品群、智恵子の紙絵など、図版も多数収録。
・巻頭に「三陸廻り」ルート地図を掲載。

【著者紹介】
明治16年(1883)、彫刻家高村光雲の長男として東京に生まれ、昭和31年(1956)に没す。東京美術学校卒業後、米欧留学。戦前戦後を通じて日本の近代芸術を代表する彫刻家・詩人だった。初期の「手」「裸婦坐像」や、代表作「黒田清輝胸像」など多くの肖像彫刻、最後の「十和田裸婦群像」、数々の木彫小品などの作品を残し、『道程』『智恵子抄』『典型』などの詩集や、短歌、『美について』『造型美論』『某月某日』などの美術評論・随筆集、人々に大きな影響を与えた『ロダンの言葉』などの翻訳もあった。『高村光太郎全集 増補版』(全21巻・別巻1)がある。

内容説明

石巻・金華山・女川・気仙沼・釜石・宮古―その三陸を巡る旅は、智恵子との終の棲家を求める旅でもあった。そして二人の「東北」への憧憬は、今を生きる私たちへのメッセージへと昇華する。

目次

「三陸廻り」(三陸廻りルート地図;石巻;牡鹿半島に沿いて;金華山;雲のグロテスク;女川港;女川の一夜;気仙沼;夜の海;釜石港;宮古行)
「三陸廻り」から「みちのく便り」まで
「みちのく便り」
「みちのく便り」その後

著者等紹介

高村光太郎[タカムラコウタロウ]
明治16年(1883)、彫刻家高村光雲の長男として東京に生れ、昭和31年(1956)年に没す。東京美術学校卒業後、米欧留学。戦前戦後を通じて日本の近代藝術を代表する彫刻家・詩人だった

北川太一[キタガワタイチ]
大正14年(1925)、東京に生れる。東京工業大学卒業。晩年の高村光太郎に親しみ、没後、全集編纂の実務を手始めに資料の整備につとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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