出版社内容情報
没後三十年、シベリア抑留を体験し極限状況下での生を見つめた香月泰男の絵手紙を紹介。家族に寄せる思いと制作への情熱をこめて、戦地から描き綴った「ハイカラ通信」、明るい色彩と心なごませる筆致で描かれた知人宛ての手紙や年賀状など一〇七通を収録。
内容説明
魂の画家、香月泰男の戦争と平和の絵手紙。応召時代に妻と子供達に宛てた「ハイラル通信」55通、戦後の仕事仲間、教え子に宛てた「日常の絵手紙」38通と「年賀状」14通、計107通を収録。
目次
ハイラル通信(「家族を思う」;「故郷を思う」;「ハイラルの生活」;「制作への思い」)
日常の絵手紙(猫柳;草;人魚;ナメクジ ほか)
年賀状