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出版社内容情報
多彩な作品一点一点に本人の言葉を添え、一世紀近い生涯を貫く中川一政の奔放な魂の軌跡を一冊に凝縮。
内容説明
限りなく“生”の輝きに満ちた画文集誕生。「美術」ではなく「生術」としたい―やむにやまれぬその思いを、一世紀近い生涯の中で、ジヤンルを超えた芸術と言葉の限りを尽くして実践し続けた中川一政。その永遠に自由奔放な魂の軌跡を、一冊に凝縮しました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
13
連れ合いが「画家で言葉も響く人」で最初にあげるのはこの人。人は違ってもお互いが愛する画家の精神は近いかも。情熱と探究心、なにかをひたむきに愛する清い精神。やっぱり芸術はこうじゃないとね!2016/12/21
Yusuke T
1
この画文集か忘れてしまいましたが、「もう我は駄目だと思ふ時もある やってゆかうといふ時もある」という中川一政の画文に苦悩の中にいた当時、だいぶ救われた記憶があります。 今振り返ってみると私というこの人格形成にかなり影響していると思う。2011/03/04
宙庭隼人
1
習字の先生が好きな画家さんということで貸していただきました。絵のことはよく知らないのですが、確かに生き生きとした作品ばかりで「いのち弾ける!」のタイトルがピッタリくる一冊です。「書というものは『字』が着物をきているものである。着物をいくら習ったって仕様がない。仕様がないことはないかもしれないが仕様がない。まず着物をぬがせ裸にして見ることだ。まず『字』にしてみることだ。」ですが私はまだまだ修行の足りない身なので、彼のようには表現できませんね・・・2014/05/20
寛理
0
再読。中川の絵は、「フォルム」を描くのではなく「ムーヴマン」を描く。ただしフォルムを放棄するわけでもなく、その緊張感を重視している。その点で中川は会津八一の書を批判したという(紅野敏郎の解説による)。2020/10/29