内容説明
インタビューだから、それぞれの人の抱いている印象やエピソードが、次々と脈絡なく出てくる。実にいろんな見方がある。それがまた実感があって、楽しい。岡本太郎という人間の、ナマの魅力がそれらの語り口の間から立ちのぼってくる。各界の著名人15名の熱き語り部による私と岡本太郎。
目次
ジミー大西
島田雅彦
日比野克彦
みうらじゅん
中村メイコ
テリー伊藤
森村泰昌
勅使河原宏
横尾忠則
三浦雄一郎
遠藤賢司
奈良原一高
日向あき子
永六輔
黒柳徹子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nonpono
4
ピカソが言った「芸術家というものは、一生の間に傑作を一点二点つくるとかそういうことではない。芸術家にとって一番重要なのは、自分が何者であったかだ」という言葉は深く心に刻まれる。小さい頃は岡本太郎は「芸術は爆発だ!」と目を見開いて語るおじいさんの第一印象だがその様々な作品に触れれば触れるほど岡本太郎像がぼやけてくるのだ。今回、読んだことによってフランスで人類学を学んだ日々やレディファーストな岡本太郎、スキーで爆走するこ岡本太郎、母かの子への愛憎と葛藤など補完出来て良かったエピソードが溢れていて面白かった。2023/08/02
キコ
1
「変人」と「芸術家」は紙一重だと思う。人と違う生き方を貫き通せる不屈の精神を持った人は、やはり偉大であると思った。2010/09/17