目次
第1章 高リスク社会の出現
第2章 なぜ起きた自動回転ドアの事故
第3章 安全へのアプローチ
第4章 リスク
第5章 リスクアセスメント
第6章 リスク対策
第7章 リスクマネジメント
第8章 ヒューマンエラーと安全
第9章 安全は社会のインフラ
著者等紹介
向殿政男[ムカイドノマサオ]
1942年生まれ。明治大学大学院工学研究科博士課程修了。工学博士。明治大学工学部電気工学科専任講師、同電子通信工学科教授を経て、現在、同理工学部情報科学科教授、理工学部長兼理工学研究科委員長。専門は、ファジィ理論、人工知能、機械安全。元/日本ファジィ学会会長、日本信頼性学会会長。日本学術会議安全工学専門委員会委員長。現在/安全技術応用研究会会長
中嶋洋介[ナカシマヨウスケ]
1947年生まれ。関西学院大学法学部卒業。神戸製鋼所ロスアンゼルス事務所長他、(財)クリーンジャパンセンター国際部長、(社)日本圧接協会専務理事を経て、武蔵野大学非常勤講師、(独)労働大学校講師、日本交渉学会理事、(社)日本機械工業連合会機械安全標準化特別委員会ISO/TC199委員、(株)神鋼ヒューマンクリエート顧問、(株)ヒューマンソフト代表取締役社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おおにし
11
安全とは何か。「危険ではないこと」と定義すると安全でも危険でもない状態が生じる。安全とは「受け入れられないリスクがないこと」と定義する。これが安全の定義のグローバル・スタンダード。安全だ、安全だと安全を安売りする人たちには十分注意をしよう。2014/10/04
Kouichi Ume
1
機能安全のつづきで紹介されていたのと、気になることが起こってたので、読みました。とても参考になったと感じています。この本のシリーズは、ほかの分野の方にもわかるように書かれたもので、この本では、事故の事例をもとに解説がはじまります。個人や組織での対策などとても勉強になりました。僕の分野だと、インシデントは、3つあるのかなと思います。安全(事故)と、システムITの運用系の障害(設定ミスやバグや想定外のデータで起こるエラー)と、セキュリティ関連です。モノづくり系として歴史が長いのだなと感じました。おすすめです。2024/06/02
ちゃくらい
1
工場ラインなどで起こりうる機械的なリスクに対して、どうリスクを評価し、対処していくかを述べている。 個々のリスク評価の詳しい手法については述べていないが、リスクを考える際の入門書としてはちょうどいいものと思われる。2013/02/07
totssan
0
中公新書の本より本書の方がより良くリスク、安全について理解できた気がする。安全やリスクの定義から丁寧に説明があり、誤解している点が多いなあと認識。装置の設計をする際の大きな指針を得た。日本は安全に関して遅れている認識はあったが、今の国内状況を見るにあんまし変わってないような気がする。リスクアセスメントを要望してもそもそもこの言葉すらしらないメーカの方がまだ多いのが現実。努力目標ではなく法令化しても良いかと思うが、色々しがらみがあるのだろう(特に日本では)。欧米とタイマンはれるレベルに早くなりたいものだ2024/08/23
もと
0
アクティブ2023/02/14
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