内容説明
統計的方法は、標準化と品質管理には欠かすことのできない普遍的な手法として、わが国の工業製品の品質の向上や日本経済の発展に大きな役割を果たしてきました。本書の第1部では、統計的方法の考え方の大切な部分を直観的に理解していただけるように工夫しています。また、これから統計的方法の勉強を始められる方々だけでなく、ある程度、勉強されてきた方々が、これまでの知識を整理し、さらに深めていただけるように配慮しています。第2部は、統計的方法をより正しく理解していただくためのテーマについて、会話形式で解説しています。
目次
第1部 早わかり(データについての心得;統計的方法により何をするのか;統計的方法の適用パターン)
第2部 理解が深まる18話(過度の調整はバラツキを増やす!―ハンティング現象;全数検査すべきかどうかが問題だ!―工程能力;効果があっても効果がない?-プラセボ効果;第3の変数を探せ!―散布図;データの素性が問題だ!―クロス集計表 ほか)
著者等紹介
永田靖[ナガタヤスシ]
早稲田大学理工学部経営システム工学科教授
稲葉太一[イナバタイチ]
神戸大学発達科学部
今嗣雄[コンツグオ]
某電気メーカー
葛谷和義[クズヤカズヨシ]
元(株)デンソー
山田秀[ヤマダシュウ]
筑波大学大学院ビジネス科学研究科(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふくみみ
6
統計が使われる業種は少なくないが、この本は工場というか生産管理を主体とした本で新鮮だった。実際どのようなときにその手法が使われているかなど興味深かったが、その分野の知識に欠けていたので「おはなし」とわかりやすくしてくれていても、若干敷居が高かった。2017/07/08
真夏みのり
1
統計学を楽しく解説してくれる本。 ちょっと読むにはなかなかおもしろい本だと思います。よくわからないところは全部飛ばしてしまうくらい気楽に読むといいでしょう(たぶん)。2011/04/18
yuyu_de_gozaru
0
統計の基本的なことが,実用的な運用をベースにダイアログ形式で展開されている.セクションごとにポイントが3点に絞られていて,初心者が概略をつかむには良いかも.ただ,全体として,統計を品質管理に使う目的で書かれている雰囲気がある点,数学的には荒削りな感がある点,理系的には登場人物の会話のやりとりが不要に感じる点(笑),この3点は否めない.2010/12/11
DualBlueMoon
0
気楽に読めます。2019/04/14
-
- 和書
- もう ねむる じかん