内容説明
歯車は何十万トンもの大きな船、新幹線、自動車などから、腕時計にいたるまで、広い範囲にわたって使われ、目にみえないところで機械の部品として大活躍している。機械技術者としての筆者の経験を活かして、歯車を取り扱うときに、まず何が必要かを考えて、順序だててやさしく解説。本書では、代表的な歯車である平歯車と、はすば歯車について解説。
目次
機械というもの
いろいろな機械に用いられる部品があります
動力を伝える方法
歯車の種類のいろいろ
歯車列
歯車を用いた装置のいろいろ
歯車はいつごろから使われていたのでしょうか
歯車の歯をかたちづくっている曲線
標準基準ラック歯形と歯の大きさの表し方
歯の高さによる違い〔ほか〕
著者等紹介
中里為成[ナカザトタメシゲ]
1934年宮城県仙台市に生まれる。1953年宮城県工業高等学校機械科卒業。1953年東京芝浦電気株式会社入社。1962年東芝学園工業専門部機械工学科修了。1962年東京芝浦電気株式会社府中工場車両部にて鉄道車両の機械部分の設計業務に従事。1979年東京芝浦電気株式会社府中工場技術情報システム部にて技術標準化業務に従事。1986年株式会社東芝人事教育部東芝学園にて機械工学系の教育業務に従事。1990年東芝エレベータテクノス株式会社研修センタにて機械工学の教育業務に従事。1993年国立東京工業高等専門学校機械工学科にて機械工学の教育業務に従事。1998年東京工業高等専門学校定年退官。東京工業高等専門学校非常勤講師。東京工科大学非常勤講師、2001年退官。現在、東京工業高等専門学校非常勤講師
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