内容説明
本書の初版は、古代以来の計量単位の歴史にも造詣の深かった故小泉袈裟勝氏が、緒方健二氏と組んで親しみやすい文章とイラストで難しい取決めを分かりやすく解説した。改訂版はわが国の計量単位が国際単位系の単位に統一されたのを機会に、単位に関わる内外の工業規格に詳しく、計量法や日本工業規格の単位のSI化にも多大の労力を払った山本弘氏に加筆・修正されたものである。ひろく一般の読者はもとより、計量・計測の専門家にも手頃な解説書。
目次
第1部 量・単位・単位系(量と単位と標準;基本単位と組立単位・単位系;単位系の整理;国際単位系(SI)へ ほか)
第2部 個々の単位のおはなし(原器から光の速さまで;キログラムは安泰;秒―古代から変わらない単位;電流―アンペア ほか)
著者等紹介
小泉袈裟勝[コイズミケサカツ]
1918年長野県に生まれる。1998年逝去。日本計量機器工業連合会・専務理事、工業技術院計量研究所第4部長など歴任。30年余にわたって、度量衡、計測の研究にたずさわる
山本弘[ヤマモトヒロシ]
愛知時計電機株式会社取締役。1933年茨城県に生まれる。工業技術院計量研究所在職中から20年余にわたり日本規格協会ISO/TC12(量・単位・記号)国内対策委員会委員、通商産業省計量教習所(現産業技術総合研究所計量研修センター)「計量単位」講座担当講師
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