- ホーム
- > 和書
- > 医学
- > 医学一般
- > 医療経営・管理・施設
内容説明
本書は、6疾患について、考え得る患者状態の遷移の全体を記述する臨床プロセスチャートと、そのチャート中の各患者状態ユニットにおける診療行為を、事例集として提示するものである。取り上げた疾患群の診療にあたり、考慮すべき事項の枠組みを提示することを重視しており、個々の詳細な内容については、いまだ確立した定説に達していないことをお断りしておく。臨床プロセスチャートは、当該疾患に関する診療プロセスの全貌の理解の一つの形態であり、各ユニットシートの内容もまた、ある診療方針に基づく診療ガイドとなっている。診療技術の進展に応じ、また専門家の合意、統一見解の成立により更新されるものである。
目次
1 医療の質安全保証と医療質経営
2 ツールとしての患者状態適応型パスシステム
3 患者状態適応型パスシステムと医療の質安全保証との関係
4 患者状態適応型パスシステムの事例(前立腺全摘除術;虚血性心疾患;大腿骨頸部骨折;小児気管支喘息;脳梗塞;糖尿病インスリン導入)
付録 臨床プロセス検証調査用紙
著者等紹介
飯塚悦功[イイズカヨシノリ]
東京大学大学院工学系研究科教授
棟近雅彦[ムネチカマサヒコ]
早稲田大学理工学部教授
水流聡子[ツルサトコ]
東京大学大学院工学系研究科助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。