内容説明
本書は、機械工業の基礎をなしている計測法(精密測定法)について、その概要と実際の測定方法についてまとめたものである。機械は部品の形状と寸法によってその機能が定まるといえる。したがって本書では、主に部品形状と部品寸法、別の言い方をすれば幾何学量の測定を扱う。産業革命以来発展してきた機械工業はその200年の歴史の中で、幾何学量の測定の分野においても新しい数々の手法や原理を開拓し、精密測定法として独自の体系を確立している。本書はその中から代表的な原理や手法について、実際に測定を行うという立場で執筆されている。
目次
1 精密測定の基礎
2 長さの精密測定
3 角度の精密測定
4 形状の精密測定
5 測定機器の精度と品質保証
6 測定の実際