内容説明
筆者らは品質及び環境マネジメントシステムの審査員としての経験に加えて、一人は労働安全衛生マネジメントシステムを含む審査員研修機関を主管し、他は労働安全衛生マネジメントシステムの審査の現場に出ている。品質マネジメントシステム、環境マネジメントシステム、労働安全衛生マネジメントシステム三つのシステムに関する経験を余すことなく注ぎ込んでそれらについての解説を試みた。
目次
第１章 マネジメントシステムの統合とその審査（はじめに―労働安全衛生・品質・環境の３システムの統合へ；労働安全衛生マネジメントシステム―誕生と発展 ほか）
第２章 労働安全衛生マネジメントシステム審査の仕組みと準備（審査登録制度―システムの適合性；労働安全衛生マネジメントシステムの審査とその仕組み ほか）
第３章 統合マネジメントシステム構築へのアプローチ（労働安全衛生と環境のマネジメントシステムの領域区分；労働安全衛生と環境のマネジメントシステムとの共通点―法的要求事項 ほか）
第４章 統合審査の進め方（審査段階；審査登録とその後の段階）
付録（労働安全衛生マネジメントシステムと法体系―ＢＳ８８００の誕生；ＯＨＳＡＳ１８００１とＩＳＯ９００１の対比表 ほか）
著者等紹介
平林良人［ヒラバヤシヨシト］
１９４４年長野県生まれ。１９６８年東北大学工学部機械工学科卒業。諏訪精工舎株式会社（現セイコーエプソン株式会社）入社。１９９３年セイコーエプソン英国工場取締役工場長を経て退職。現在は株式会社テクノファ代表取締役、品質主任審査員（ＩＲＣＡ，ＪＲＣＡ）、環境主任審査員（ＣＥＡＲ）
豊田寿夫［トヨダヒサオ］
１９３７年兵庫県に生まれる。１９６１年神戸大学工学部建築学科卒業。１９６１年石川島播磨重工業株式会社入社鋼構造物の設計等に従事。１９６７年米国テキサス大学大学院（土木工学専攻）で修士課程修了後、同社にて主として中近東での海外プロジェクトに従事。１９９７年関連建設会社の安全、工務部長を経て退職。現在株式会社マネジメントシステム評価センター（ＭＳＡ）勤務。品質主任審査員（ＪＲＣＡ）。環境審査員（ＣＥＡＲ／ＥＡＲＡ）（ＥＡＲＡには主任への格上げを手続き中）。労働安全コンサルタント・技術士（建設）。主要著書に『ＩＳＯ安全・品質・環境早わかり』（日本規格協会）。『ＯＨＳＡＳ １８００１・１８００２労働安全衛生マネジメントシステム 対訳と解説』（日本規格協会）
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