地域資源保全主体としての集落―非農家・新住民参加による再編を目指して

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  • サイズ A5判/ページ数 212p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784541039156
  • NDC分類 611.9
  • Cコード C3033

目次

序章 背景と課題
第1章 農業用用排水路の保全体制の傾向と地域性―2005年農林業センサス分析
第2章 ため池・用排水路の保全作業に対する住民の参加規定要因―用水利用および保全作業の形態に着目して
第3章 混住化に伴うため池・用排水路の保全体制の再編
第4章 農業構造の変化に伴う地域資源の保全体制の再編
第5章 活動の種類と効果からみた資源保全施策の評価―農地・水・環境保全向上対策を事例に
第6章 混住化が資源保全施策に対する取り組みに与える影響―むら仕事への報酬の認定に着目して
第7章 農村住民の移住者受け入れ条件―集落への「適応」の二側面
終章 要約と結論

著者等紹介

本田恭子[ホンダヤスコ]
岡山大学大学院環境生命科学研究科助教(特任)。1981年兵庫県生まれ。2004年京都大学農学部生産環境科学科卒業。2006年京都大学大学院農学研究科修士課程修了。2012年京都大学大学院農学研究科博士後期課程修了。博士(農学)取得。2012年4月岡山大学大学院環境生命科学研究科助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬参仟縁

9
若手研究者の好著。地域資源の著者独自の図式序―2の(C)は非農家としての新住民の存在を加味しているのが斬新か。これまでの農業経済学では非農業を持ち出すと嫌われた。農地や農産物に焦点が絞られたからである。定住人口の確保は7章で。調査に基づく丁寧な論証と、データ解析も鋭い。河村能夫先生のアドヴァイスもあったとのこと(あとがき)。河村先生は中山間地域のニッチ市場の玉稿を目にした覚えがある。7章の主成分分析は参考になる。Iターン者には集落リーダー格への期待が高いようだ(187頁)。在来住民の過剰な期待も禁物だ。2013/09/04

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