目次
第1章 都市世界における農業
第2章 資源基盤:その基礎となるもの
第3章 市場:交換システムとその構造
第4章 農業企業家と農業経営体
第5章 都市近郊地域における農業への公的介入
第6章 都市近郊地域における農業の特質:総括
第7章 回顧と展望
著者等紹介
ブライアント,クリストファー・R.[ブライアント,クリストファーR.][Bryant,Christopher R.]
ロンドン大学で経済学や政策科学、および地理学を学び、パリ大都市圏近郊における農業の発達と変化に関する研究で博士(PhD)の学位を取得した。学位論文の成果はブライアント理論として周知されており、都市近郊における農業的土地利用の立地モデルとしてチューネンモデルやシンクレアモデルとともに高い評価を受けてきた。カナダ・オンタリオ州のウォータールー大学の地理学教室を経て、1990年以降はカナダ・ケベック州のモントリオール大学地理学教室の教授として、カナダやフランスを中心としながら世界各地の都市近郊農業を多面的に研究している。2000年からは国際地理学会の持続的農村システム研究グループのコーディネーターを務め、都市近郊農業の持続性を主要なテーマとしてアクターネットワーク理論を用いて研究を進め、世界的な研究のフロンティアを築いている
ジョンストン,トーマス・R.R.[ジョンストン,トーマスR.R.][Johnston,Thomas R.R.]
カナダ・オンタリオ州のウォータールー大学の地理学教室でブライアント教授の教えを受け、都市近郊の農業や農村に興味をもつようになり、カナダにおける都市近郊農村の再編メカニズムを議論した研究で博士(PhD)の学位を取得した。学位取得後すぐに、ポストドクターのポジションを得て、都市近郊の農業や農村の再編メカニズムの研究をニュージーランドのマッシー大学地理学教室で続けた。その後、カナダ・アルバータ州のレスブリッジ大学地理学教室に助教授として赴任し、家族農場レベルの分析を基盤した農村再編メカニズムの研究を行っており、その成果は国際地理学会でも注目されている
山本正三[ヤマモトショウゾウ]
筑波大学名誉教授。1928年静岡県生まれ。東京文理大学卒。理学博士。専門は人文地理学
菊地俊夫[キクチトシオ]
首都大学東京教授。1955年栃木県生まれ。筑波大学博士課程地球科学研究科単位取得退学。理学博士。専門は農業・農村地理学とオセアニア地誌
内山幸久[ウチヤマユキヒサ]
立正大学教授。1946年長野県生まれ。東京教育大学理学研究科博士課程単位取得退学。理学博士。専門は農業・農村地理学と中国地誌(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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