内容説明
青果物をめぐる流通システムはこれまでなかった構造変革期を迎え、これまでの主たる担い手であった卸売市場と系統共販は輸入農産物の増加と市場外流通の拡大によって大きな改革を迫られてきている。本書は青果物流通システムの変化をできるだけフードシステムの視点を入れながら解明し、産地の再編戦略、流通システムの国際比較を踏まえて青果物流通システム論の方向を模索することを目的としている。
目次
青果物流通システム論のニューウェーブ―本書の構成と課題
第1部 流通システムの変化と課題(青果物の流通システム間競争;野菜加工の垂直的調整 ほか)
第2部 産地再編の課題と戦略(農協共販システムの革新と課題;遠隔産地・沖縄県レタスの市場参入 ほか)
第3部 流通システムの国際比較(青果物流通における取引様式の国際比較;アメリカの青果物流通システムと対日輸出 ほか)
第4部 青果物流通システム論の新方向(フード・セーフティ・チェーンの構築;食品安全性と消費者意識―所沢ダイオキシン報道についての意識調査から ほか)
著者等紹介
斎藤修[サイトウオサム]
千葉大学園芸学部教授
慶野征〓[ケイノセイジ]
千葉大学園芸学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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