出版社内容情報
ひとしずくPの名曲『秘蜜~黒の誓い~』が小説となり鮮やかに綾なされる。音と音、言葉と言葉の間に秘められた天使と少女の禁断の恋……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
🌸よーちゃん🌸
9
読み初め 原曲が大好きだった為読んだ …のだが、正直に申し上げると読むのが苦痛なレベルであった 安っぽい言葉を並べ美しく見せようとしているのが見え見えであったし、"禁断"がテーマであったはずなのに周りは黙認状態 掟とは一体なんなのだ…と呆れてしまった 同じようにVOCALOID曲から小説化した"ココロ"や"悪ノ娘"は良かった為失望感が大きかった ただ原曲のボカロP様であるひとしずくP様と絵師様である鈴ノ助様は本当に素晴らしいので是非推していただきたい2020/01/13
くろり - しろくろりちよ
9
ボカロ曲より。曲とPVが秀逸。小説で語られる「裏設定」の大筋はPVから推測される域を出ないが、曲が好きであれば読んでみるのもまた一興。ミク、リン、レン、カイト他曲PVでは出演しなかったボーカロイドたち、ルカ、ガクト、グミ、メイコなどが勢揃い。また、リンの天使時代については小説でも謎を残す演出となっており、続刊というよりは次回発表されるひとしずくPの曲と鈴ノ助のPVに期待。2013/02/11
銀華
6
原曲を聴いていたので。天使と人間の禁断の愛の物語の背景にある世界観や人間界の状況も細かく記されていて、舞台は綺麗に整っていました。VOCALOIDのキャラクターを元にした登場人物は個性的で好感が持て、心境描写がどちらかと多くて、曲の補完としても良質な方かなと思います。只不満があるとすれば、物語が尻切れ蜻蛉になっていて、終盤で急展開になったのが惜しいのと、重要とも思えるカイトの心境が重大な場面以降出てこなかったのが残念。結構知りたかった要素だから不完全燃焼。個人的に緑の髪の天使と赤い髪の悪魔の話が気になる。2013/12/03
CCC
6
なんて恥ずかしい内容だ! と読み始めには気恥ずかしさで悶絶しそうだったけれど、慣れるといけないこともなかった。けれどやっぱりこれは少し笑っちゃう。何かV系にいそうとも思った。でも決して完成度は低くなかったと思う。筋はちゃんと通ってる。変わったこともしていない。案外王道かも。世界観が特殊かつ直球で異様に見えるけれど。2012/10/18
nyaru47659288
5
動画でカイトを悪く言っている連中はこれを読んでほしい。 そもそも原曲にしてから誰が悪いだの単純な話ではない。(個人的には誰も悪くないと思う) 再読してリリィが伝説の「以前に堕天した天使」と見当がついた。