内容説明
本書の課題は、市場価格低迷下における温州みかん作農家・産地の市場対応方策を経済性の観点から評価することにある。特に、本書では、温州みかん作の労働使用的技術特性を考慮した計量分析モデルを構築することにより、一貫して数量的な分析を行ったことにその特徴がある。
目次
序章 本研究の分析視点
第１章 農家・産地の市場対応（その分類と本研究の課題）
第２章 産出規模拡大の経済性
第３章 追加的摘果労働投入の経済性
第４章 労働投入の作業間関係
第５章 ＳＳ（スピード・スプレーヤ）導入の経済性
第６章 販売先多様化の経済性
終章 本研究の要約と残された課題
著者等紹介
松下秀介［マツシタシュウスケ］
１９６７年大阪府生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業後、農林水産省入省。中国農業試験場地域基盤研究部・総合研究部（１９９１～１９９９）、農林漁業金融公庫融資第一部農業第二課（１９９９～２００１）等、を経て、現在、独立行政法人農業技術研究機構中央農業総合研究センター経営計画部経営設計研究室主任研究官。博士（農学）。地域農林経済学会学会誌賞受賞（２０００）
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