出版社内容情報
ダイズは地力消耗型作物、開花期以降は根粒の同化活性が急速に低下、発芽時の酸素量が収量まで左右するなど、これまでのダイズの常識が根本的にちがうことが明らかにし、新しい生理のとらえ方と安定多収技術を提案。
内容説明
ダイズは多収栽培法が明確でない作物である。あまり手をかけずに栽培してもまずまずの収量をあげられることも多いが、一生懸命手をかけても収量があがりにくい作物とされてきた。その大きな理由の一つは、イネ科作物と異なっているダイズの基本的性質が理解されないにもかかわらず、栽培の基本技術がイネ、コムギ、トウモロコシなどに準拠してつくられてきたことにあると著者は考えている。ダイズの持っている基本的な性質をとらえなおし、そこから多収技術を考えてみようというのが本書のねらいである。
目次
第1章 ダイズは増収できる
第2章 作物としてのダイズの常識をとらえ直す
第3章 ダイズの生育・収量と環境
第4章 ダイズ多収栽培の基礎
第5章 管理技術の検討と要点
第6章 地域と栽培のポイント
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