人間選書<br> ふるさと総合学習―小さな学校の大きな冒険

人間選書
ふるさと総合学習―小さな学校の大きな冒険

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  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784540991479
  • NDC分類 375
  • Cコード C0337

出版社内容情報

忍者ベースづくり、本格的な池や炭かまづくり、原料から育てるケーキづくり。ユニークな総合学習を次々に生み出す愛知の小さな学校のでっかい実践。その背後にある子どもと教師の関係、学校という<場>の変化を描く。

内容説明

本書は、ふつうの実践記録ではなくて、子どもたちと共に歩んだ先生たちの学びと成長の記録です。また、大雨河の学習は将来のための準備ではなくて、生きることそのものなのです。自分のやりたいことが思いきりやれる人生。心の温かい仲間がいて、なんでも語り合え、学び合える人生。それが最高の人生だとすれば、大雨河の実践は最高の人生のひとこまであり、生きる喜びそのものです。そして、何かを教え込む教育から、子どものなかから生まれる学びに寄り添う教育への転換。さらに、学校に来るすべての人たちから学び、その人たち自身も学んでいく開かれた学びの場。これからの学校はこうした姿になっていくに違いありません。

目次

序章 大雨河小学校は「共育ちの学校」―子どもと教師の「学ぶ喜び」が生まれるとき
1 問題に体当たりするから学びのドラマが生まれる―自然の池づくりから田んぼの奥深い世界へ(五年の実践から)
2 野菜づくりが開いた憲ちゃんのこころ―一人ひとりが野菜をつくっておすそ分け(一・二年の実践から)
3 「頭領」も夢中になった本物の忍者への道―忍者活動から自給自足の忍者キャンプへ(三年の実践から)
4 教師が一番どきどきした本格炭焼き窯づくり―林業の学習から炭焼き窯づくりへ(六年の実践から)
5 手づくりケーキからどんどんふくらんだ人とのつながり―ケーキを材料から手づくりして(四年の実践から)
終章 学ぶ喜びがあふれ出る学校
大雨河を内と外からみた190日

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nanaco-bookworm

1
仕事関係の本の中では私にとっては今まで読んだ中でも上位に入る、心が動かされた本だった。今はない昭和の香りのする文体。(←平成時代の実践ですが)炭焼き窯、手作り池、いちごや小麦砂糖の手作りからのケーキ作り等等地域の方々との温かな交流と熱。教員同士が職員室でなんでも言い合える雰囲気。読むだけでその魅力的な雰囲気が伝わる本だった。小規模校で人材と管理職と環境に恵まれていたのかもしれない。すてきな学校があったのだな。今は廃校という事がさらに感情的な引力をもたらすのかも。大雨河小の卒業生のその後が知りたい。2021/05/15

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