出版社内容情報
忍者ベースづくり、本格的な池や炭かまづくり、原料から育てるケーキづくり。ユニークな総合学習を次々に生み出す愛知の小さな学校のでっかい実践。その背後にある子どもと教師の関係、学校という<場>の変化を描く。
内容説明
本書は、ふつうの実践記録ではなくて、子どもたちと共に歩んだ先生たちの学びと成長の記録です。また、大雨河の学習は将来のための準備ではなくて、生きることそのものなのです。自分のやりたいことが思いきりやれる人生。心の温かい仲間がいて、なんでも語り合え、学び合える人生。それが最高の人生だとすれば、大雨河の実践は最高の人生のひとこまであり、生きる喜びそのものです。そして、何かを教え込む教育から、子どものなかから生まれる学びに寄り添う教育への転換。さらに、学校に来るすべての人たちから学び、その人たち自身も学んでいく開かれた学びの場。これからの学校はこうした姿になっていくに違いありません。
目次
序章 大雨河小学校は「共育ちの学校」―子どもと教師の「学ぶ喜び」が生まれるとき
1 問題に体当たりするから学びのドラマが生まれる―自然の池づくりから田んぼの奥深い世界へ(五年の実践から)
2 野菜づくりが開いた憲ちゃんのこころ―一人ひとりが野菜をつくっておすそ分け(一・二年の実践から)
3 「頭領」も夢中になった本物の忍者への道―忍者活動から自給自足の忍者キャンプへ(三年の実践から)
4 教師が一番どきどきした本格炭焼き窯づくり―林業の学習から炭焼き窯づくりへ(六年の実践から)
5 手づくりケーキからどんどんふくらんだ人とのつながり―ケーキを材料から手づくりして(四年の実践から)
終章 学ぶ喜びがあふれ出る学校
大雨河を内と外からみた190日
感想・レビュー
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nanaco-bookworm
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- 和書
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