出版社内容情報
食料・農業の南北格差、環境破壊の深化等を視野に、日本農業・国際協力の在り方を提起する。
内容説明
農政研究センターの事務所は、20有余年間、農林中央金庫有楽町ビルにあり、このビルの西隣は第一生命ビル、そのビルの前は日比谷通り、通りの西側は外濠の一環をなす日比谷濠である。本書に収めた論考や随筆類の殆どは、右の期間の後半に書いている。という次第で、本書を濠端からの警笛、とした。一部は農林業ならびに農政問題を軸とし、二部は折々の感慨であるが、身辺雑記にも及んでいる。
目次
1部 世界の食料事情と国際的農業協力(日本の農業政策;協同組合の拓く社会;山で何が起きているか;世界の食料事情と国際的農業協力;ある表彰;忘れ得ぬ人々)
2部 『冬ごもり』に肖る(『冬ごもり』に肖る;古代の民族・国家の興亡;近い国・遠い国の人間像;むらルネサンス)