出版社内容情報
都市でも農村でも、自然力を活かして食物を自給し、災害に備える農的暮らしの環境調和型立体デザイン。農地、家まわりの土地利用、水利用、家屋の建て方まで具体的に解説。経営システム全体で環境への適応をめざす。
目次
第1章 パーマカルチャーの基本原則
第2章 用地の全体設計
第3章 建造物
第4章 家庭菜園の設計
第5章 果樹園、農場内森林、そして穀類
第6章 動物飼育システムと水産養殖
第7章 都市部やコミュニティーにおけるパーマカルチャー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
68
他館図書館本。 断熱材…。最近の猛暑で子供たちのために学校を断熱材にする…!という主張を聞くことがあります。緑のカーテンはよく目や耳にしますが、屋上を芝で覆うというのはビックリ。著者さんもオーストラリアの受講生に笑われたとか?先週のサスティなにて麻布台ヒルズの果樹園や畑が紹介されていたのだが、アレも断熱効果が期待できるのだろうか? 裸地の耕作放棄地はヤバいとのこと、まだ低木林の方がマシな土壌条件らしい。2024/01/24
さとみ
5
これはわたしのバイブルないしは教科書だ。 エネルギー(食料、光熱、水全て)をいかに節約し、効率よく循環利用するのか、そのデザイン。 大方私がやりたいことが書いてある。 問題はどこでどこでやるか、かな。 何かのワークショップに参加したときに、将来こういうことをやりたい、と(まとまりもなく)話したら「パーマカルチャー」という言葉を教えて貰った。 あの時あと出会いがあって良かった。 外に出て、積極的にいろんな人との話してみるものだ。最近できてないけど。 たくさん人が居る会社だけど、結局みんなサラリーマンだしね2018/02/10
kamekichi29
4
パーマカルチャーの提唱者による、バイブル的な本。永続的な農業(パーマネント・アグリカルチャー)の具体的な実践方法やすでに実施しているコミュニティの例など。 これまで、この言葉自体知らなかったけど、最近SDGsや持続可能ななんとかかんとかのおかげかよく見かけるようになったので、読んでみました。かなり具体的に書かれているので、どんな物かを知るためのような本ではないかも。2023/10/16
ryrare
4
奥が深い。スパイラルガーデンや温室と浴室の混成など個々の具体的なアイディアも面白かったが、境界線に物資が蓄積しやすいなど、法則性の域までモデル化が試みられているのが斬新だった。2012/06/19
Hiroyuki Nakajima
4
この本で役に立ったのは、土に穴をあけ空気を通すことで土壌を不耕起で改良する手法です 農業をやられている方にで、自然と調和してやっていこうという方にはお役立ちと思います、僕の場合は規模がちっちゃくて、読んで面白い部分もありましたが、当てはまる部分は少なかったです この本を読む前に読んでいた、福岡正信さんの「わら一本の革命」がお手本として引用されていたのには驚きました2010/03/04