出版社内容情報
旧版発行以来6年、多くの新しい知見を発表してきた著者が、最新の研究成果を読みやすくまとめた増補版。昌益の生きざまと思想の全体、現代社会での昌益思想の意味にスポットを当て、「人間昌益」の新しさを展開する。
内容説明
「人間安藤昌益」が新しく見えてくる。安藤昌益没後230年・生誕290年記念出版。
目次
1 安藤昌益―生涯と思想(八戸登場;八戸知識人との出会い―『詩文聞書記』の世界;昌益思想の変貌;上方の昌益;江戸の昌益;長崎屋と長崎―開かれた世界を求めて;発禁を免れた刊本『自然真営道』;昌益思想の成立―中期昌益;昌益思想の発展;大館の昌益;わが子に背かれた昌益;昌益思想の到達点―遺稿「大序」)
2 昌益没後―昌益思想の継承と甦り
3 昌益思想と現代(禅僧良中から医師確竜堂へ;「直耕・互性」概念の系譜;エコロジー思想の展開;昌益の遺言)