出版社内容情報
青丹よしといわれた奈良の都、法隆寺を仰ぐ斑鳩の里から山深い吉野・十津川郷まで、その歴史・民俗・食べ物を古老からの聞き書きと写真で記録。東大寺の結解(けっけ)料理など、各地の寺社料理も紹介。
目次
奈良盆地の食―茶がゆで明ける「国のまほろば」大和の朝
斑鳩の里の食―水田裏作のえんどうが潤す、塔のある柿の里
葛城山麓〈竹内〉の食―峠の清水がおいしい米を育む街道沿いの村
大和高原の食―秋きゅうり、トマトも育つ茶畑に、摘みこさんが散り茶の香が満ちる
奥宇陀の食―炭焼き、養蚕の力のもとは伊勢の魚と麦茶がゆ
吉野川流域の食―黒潮の香りを運ぶ塩さばが吉野の里の祭りの主役
十津川郷の食―熊野を結ぶ峡谷を筏が下り、つぼ切りさえれが遡る
古都奈良の宗教風土と味
人の一生と食べもの
奈良の食とその背景
奈良の食 資料
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- 和書
- 幸せについて