出版社内容情報
シルクロードは作物を東西に伝え、コロンブスもトウモロコシ、ジャガイモ、トマトを持ち帰った。日本固有の作物はクズ、ドングリなどごくわずか。外国から伝わった作物を日本の風土に合わせて選び育ててきた。
目次
ヒョウタンなどウリ類の祖先は、アフリカから生まれた
世界の4つの地域で、農業を中心とした文化が生まれた
はじめてパンをつくった人々
シルクロードは、作物の通り道でもあった
ヨーロッパ人の目を、東洋に向けさせたマルコ・ポーロ
コロンブスは、アメリカの作物をヨーロッパへ伝えた
100年間で2倍にふくれあがったヨーロッパの人口
コショウを求めて東へ東へ
ヨーロッパの農園にされたアジアの国々
遠いむかし、新しい作物はいつも中国大陸からやってきた
小さな入口から入りこんできた100種以上の作物
イギリスは、植物を利用して大国になっていった
開国と同時に、西洋の食物がなだれこんできた
作物は、それぞれ長い歴史をもっている
新宿の試験地から日本中の畑へ
外国の作物が、日本の土地に根づいた
煮物中心の食生活から、サラダのある食生活に
ソバもとうふも、原料はみんな外国産
作物の歴史を、未来へと伝えていく