出版社内容情報
インドやタイの奥地にはえる野生のイネは改良されて広がり、いま世界で1万種以上のイネが栽培されている。胚からイネが生長していくしくみのすばらしさ。イネの姿を変えた稲作技術の進歩と、新しい米づくりを学ぶ。
目次
イネは、人々を土地に定着させた
イネは、照葉樹林帯を通って日本にひろがった
イネは、日本の気候に合うものへと変わっていった
イネは水のある所で、人々の共同生活によってつくられた
雑草との戦いから、田植えが考えだされた
農民は、ききんにたえて種もみを残した
お米をたくさんとるためには、根を大切にする
重さのちがいを利用して、良い種もみを選びだす
イネの穂は、大切な胚を守るようにできている
種もみの中には、独り立ちするまでの用意がある
イネはルールにしたがって育つ
イネには酸素の通る道がある
イネは葉で、季節の移り変わりを感じとる
イネの花は、さく順序がきまっている
ミルクのようなデンプンが、白くすきとおった米になる
世界には、さまざまなイネがある
環境に合わせて、イネも変化してきた
田植えをしない新しい米づくり
お米には日本の文化がある