出版社内容情報
1割の飢餓線上人口を抱える56億の地球家族。飽食を謳歌する日本の食糧自給率は46%。先進資本主義国・社会主義国・発展途上国の食事の構成内容と食糧事情をデータで明示する。
内容説明
世界の生産・貿易・消費の構造は改善できるか。
目次
序章 いま世界の食糧は―飢餓と飽食の構造
1 自由化を迫られる農産物の需給動向(80年代世界コメ戦争と日本のコメ;需給均衡・価格上昇を続ける牛肉;世界の柑橘生産と日本の柑橘の行方)
2 食糧大国の動向(世界のパン籠・北米農業の行方;オセアニアにおける食料需給の動向;世界のなかのEC農業―農業大国への道は可能か)
3 社会主義国の食糧問題(ソ連の食糧問題―「不足」の構造;11億人を養う中国の食糧問題)
4 開発途上国の食糧問題(開発途上四地域の農業と経済の概況;「緑の革命」進むアジア;食糧生産の跛行的展開・中南米;停滞する食糧生産・アフリカ;著増する食糧輸入・中近東)